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Niwayama Gallery 庭山ギャラリー

Artist

05  ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ/Gentile Da Fabriano(1370-1427)

1420年 聖母子/Madonna and Child Enthroned(ワシントン) Tempera on panel

郷里ファブリアーノからヴェネチア、フィレンツエなどに滞在して活動した。貴族趣味の装飾的画風で、当時の国際ゴシック様式を広めた。彼がフィレンツエに来た時には、その新鮮な画風で一世を風靡した「事件」だったようだ。ジョットから100年がたっているので、さすがに聖母の表情は現実の身近な女性に近づいている。その表情は親しみがあり、頬に紅をつけ唇に紅を塗っているかのように華やいでいる。

  • AP6
  • AP6-2

1423年 東方三賢王の礼拝/Adoration of the Magi.Christ in Judgement,the Annunciation and Prophets,(in the pinnacles).The Nativity,the Flight into Egypt and the Presentation in the Temple(in the predella)(ウフィッツイ) Tempera on wood

作者の代表的な大作で、数知れない登場人物を見事に構成して、物語画として大変評価がたかい。画面の右上に「てかり」があるが、撮影のときに照明の光がはいらざるをえなかったためで、残念。マリアの顔つきは、(AP6)と共通している。

  • AP7
  • AP7-2

1425年 マグダラのマリア/St.Mary Magdalen,St.Nicholas of Bari,St.John the Baptist and St.George.The Annunciation,St.Francis and St.Dominic,Angels and Cherubs(in the pinnacles)(ウフィッツイ) Tempera on wood

受胎告知の祭壇画の脇を3人の聖人とともに飾る構図で、正面の聖母子像は現在ロンドンに在る。左手に持つのは、香油壷であろう。マグダラのマリアについては、悔い改めた娼婦であったなど様々な理解があるが、この絵においては、聖母によく使用される紺色の着衣をしているなど、聖人らしい落ち着いた地味な雰囲気にまとわれている。前作の聖母の顔つきとはやや異なる。

  • AP8
  • AP8-2

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