ラファエル/Raphael(1483-1520) | 庭山ギャラリー

1504年　聖人に囲まれる聖母子/Madonna and Child Enthroned with Saints（メトロポリタン） Oil and gold on wood

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1504年　　大公のマドンナ/Madonna of the Grand Duke（ピッティ） Oil on wood

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1504/5年　マッダレーナ・ドーニ―の肖像/Portrait of Agnolo Doni and Maddalena Strozzi（ウフィッツイ） Oil on limewood panel

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1505年　アンシデイ祭壇画/The Ansidei Madonna（ロンドン） Oil on poplar

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1505年　聖母子/The Small Cowper Madonna（ワシントン）

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1504/05年　黄金ヒワの聖母/Madonna and Child with the Young St.John the Baptist”Madonna of the Goldfinch”（ウフィッツイ） Oil on wood panel

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1506/7年　ピンクのマドンナ/The Madonna of the Pinks(La Madonna dei Garofani)（ロンドン） Oil on yew

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1507年　聖カタリナ/Saint Catherine of Alexandria（ロンドン） Oil on poplar

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1507年頃　美しい女教師の聖母/The Virgin and Child with the Young St. John the Baptist also known as La Belle Jardeniere（ルーブル） Oil on wood(poplar)

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1508年　ニッコリ―ノクーパーの聖母子/The Niccolini-Cowper Madonna（ワシントン） Oil on panel

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1510年　アルバの聖母子/The Alba Madonna（ワシントン） Oil on panel transferrd to canvas

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1512年　インパンナータの聖母子/Madonna dell” Impannata（ピッティ） Oil on wood

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1513/14年　聖家族/Holy Family with the Young John（ウイーン）

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1514年頃　小椅子のマドンナ/Madonna of the Chair（ピッティ） Oil on wood

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1516年　ベールの女/Portrait of a Woman（ピッティ） Oil on canvas

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年代不詳　フォルナリーナ/La Fornarina（バルベリーニ）

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1506年　牧場の聖母Madonna del prato（ウィーン）Oil on wood

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ラファエロは、ウルビーノに生まれ37歳で亡くなった。彼の描く理想的女性像は後世の規範になった。ペルジーノに弟子入りし、その後独自の世界を築く。ここにアップした絵画は、誰でもどこかで見たことのあるものばかりなので、それぞれについてコメントしないで、数点についてのみコメントする。
　ここに挙げた作品の多くは、特定のモデルに似せて描いたのではなく、彼の女性へのイメージを昇華させたものであろう。（AP157）についてヴァザーリが述べた賛辞は度外れている。いわく「聖母マリアの処女らしい姿にも、絵画がなしうる限りの美しさを示しており、眼差しには慎み深さを、額には栄誉を、鼻筋には優雅さを、口元には美徳を示し、さらには、聖母のまとう衣装には計り知れない簡素さと清純さが感じられる」（越川倫明、深川麻里亜）と。
彼が、肖像画を作成するときには、モデルの個性を明確に打ち出している。（AP148）がそうである。また、彼の愛人をモデルにしたといわれる（AP160）、（AP161）もその個性が良く出ている。彼は、多くの女性を愛し、情事が過多で(?)若死にし、世界を疾風のように駆け抜けていったのである。

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