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Niwayama Gallery 庭山ギャラリー

Artist

49  デユーラー/Durer(1471-1528)

1496/99年 聖母子/Madonna and Child(ワシントン) Oil on panel
  • AP118

1505年 若いヴェネチア婦人の肖像/Portrait of a Venetian Lady(ウイーン)
  • AP119

(参考) Hans Baldung Grienによるデユーラー作イヴ(1507)の模写(ウフィッツイ)Oil on panel
  • AP120

デユーラーは、ニュルンベルグで生まれ、ドイツ絵画史上で最も有名な人。若いときにヴェネチアに修行旅行して、ジョヴァンニ・ベリーニらにもあっているが、(118)の作品は、ベリーニの絵画に感心してその構図を下敷きにして描いたのが明らかである。彼は肖像画家として多くの作品を残しており、彼の自画像は画家による史上最初のものとされている。(119)は、二回目のヴェネチア旅行の際に描かれたとされる。モデルは不明であるが、豊かなブロンド髪、厚めの唇、などの描写を含め、非常に個性的な表情を生き生きと活写している。(120)の原画は、プラド美術館収蔵であり、写真撮影が許されないために、彼の弟子によって模写されたウフィッツイ版を参考にアップする。デューラーは理想的な人体像を追及している一つの答えとしてアダムとイブを描いた。したがって、9頭身のプロポーションを持つこの理想的女性は、特定のモデルを下敷きにしたものではない。約80年以上も前にイブを描いたマザッチョにはこのような理想形を追求する姿勢はなかった。

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