ドメニコ・ギルランダイオ/Domenico Ghirlandaio(1449-1494)

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36　ドメニコ・ギルランダイオ/Domenico Ghirlandaio(1449-1494)

1480-5年　聖母子と二天使、聖デニス、聖ドミニク、聖クレメント、聖トマス・アクイナス/Madonna Enthroned with Two Angels,St.Denis,St.Dominic,Pope St.Clement and St.Thomas Aquinas（ウフィッツイ） Tempera on wood

AP85
AP85-2

1485年　羊飼いの礼拝（フィレンツエ・サンタ・トリニタ聖堂）

AP86
AP86-2

1486年　聖母子と二天使，二聖人/Madonna and Child with the Archangels Michael and Raphael and with the Sainted Bishops Justus and Zenobius（ウフィッツイ） Tempera on wood

AP87
AP87-2

1487年　マギの礼拝/Adoration of the Magi（ウフィッツイ）Tempera on wood

AP88
AP88-2

1490年頃　聖母子と洗礼者ヨハネ、三天使（ルーブル）

ドメニコは、フィレンツエでボッティチェリとともにヴェロッキオ工房の中心として大活躍し、メディチ家に重用された。ヴァザーリは、才能の偉大さと作品の多さから、彼を時代の中心の画家と位置付け、(AP86)「羊飼いの礼拝」を「神品とも言うべき見事な出来栄えである」と絶賛をしている。(AP87)において、金箔飾りや金の装飾物を金箔を使わずにそれまで誰もしなかった絵具で描く最初の試みとなった。

彼の描くマリアは、幼顔であるが、特に(AP87)の表情は可憐で純真なおさなさが残り印象的である。(89)のマリアは、しなやかな身体と優美な衣装が目につくが、ルーブルの解説には「舞い降りてきた天上人」と表現している。45歳でペストで急死したのは、惜しい限りである。

AP89
AP89-2

1490s 聖母子と聖人/the Virgin and Child,with Saints Apollonia and Sebastian（フィラデルフィア）Tempera on panel

この作品はドメニコのものではなく、弟ダヴィッド（1452-1525）のものであるが、合わせて紹介する。兄弟で同じ工房で助け合っていたから、作風が似通っているが、このマリアの顔つきは、独自のものであり、新たなマリアの魅力である。なお、この絵のように、聖母子と聖人が同じ画面で共存している構図は「聖会話」と呼ばれる。

AP90
AP90-2

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