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Niwayama Gallery 庭山ギャラリー

Artist

123  ル・ブラン/Marie Louise Elisabeth Vigee Le Brun(1755-1842)

1782年の後 麦わら帽子の自画像/Self Portrait in a Straw Hat(ロンドン) Oil on canvas

ル・ブランは、女性の肖像画家として、史上もっとも評価されていて人気が高い。女性という理由で正規の画学校に行けなかったが、マリーアントワネットの口添えでこれが可能になるほどアントワネットのお気に入りの画家として、宮廷深く人脈を築いた。フランス革命のときには大陸で画家として活動するなど生き抜いた。自分の容姿に自信を持っており、ルーベンスの前掲肖像画(AP259)に習って自画像にしたといわれている。

  • AP282

1783年後 マリーアントワネット/Marie-Antoinette(ワシントン) Oil on canvas

アントワネットの肖像画は多くの画家が描いているが、ル・ブランのものが一番美人に描かれている。この絵でアントワネットは、大きな帽子に好きなバラの花をもっているが、モデルの衣装などは当時のファッションの最先端を行くものとして貴族社会の範となったであろう。

  • AP283

1797年 若い女性の肖像画/Portrait of a Young Woman(フィラデルフィア)Oil on canvas

フランス革命後、ル・ブランはヨーロッパ各地で画家として活動した。この作品のモデルは、ロシア貴族の伯爵夫人と想定されている。それにしても、モデルの帽子、赤で縁取りされた黒いストールに縁に赤をあしらった白のスカーフすべてがモデルの黒い眼にピッタリとあってなんとお洒落な美人画だろうか。

  • AP284

1796年 エカテリーナ二世を待つスカブロンスカイア伯爵夫人/Portrait of countess Skavronskaia ,lady in waiting to Catherina Ⅱ(ルーブル) Oil on canvas

この絵も、ル・ブランがロシア宮廷で画家として活動しているときのもの。モデルはまだ若い婦人で、エカテリーナ2世に可愛がられていたのであろう。ちなみにエカテリーナは1796年に亡くなっているので、その直前で描かれた画ということになる。

  • AP285

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