カメラを持って海外に出向くことはこの２０年来のことだが、そのほとんどは業界の親睦旅行であり、撮影の時間などは制約されていたからスナップ写真が中心にならざるを得なかった。カナディアンロッキーやプロヴァンスは自由に撮影ができて、思い出深い。ヴェネチアは、初めてデジカメを使用したときで、その便利さを痛感した記憶が残る。美術館中心の撮影をしているときには、街並みや人にカメラを向ける余裕はなく、欧米の大都会に滞在した時間の割には写真が乏しい。女性をスナップしたものがあるが、このご時世でカメラを向けること自体に相当勇気がいる中で撮影した勇気記録のようなものである。コロナ禍で、外国旅行再開は２０２３年以降になるだろう。残された時間の有効利用計画を立てるのが楽しみな昨今である。