クールベ/Guswtave Courbet(1819-1877) | 庭山ギャラリー

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186　　クールベ/Guswtave Courbet(1819-1877)

(AP376) 1862年　　水源地/The Source（メトロポリタン）Oil on canvas
(AP377) 1866年　　オウムと女性/Woman with a Parrot（メトロポリタン）Oil on canvas
(AP378) 1866年　　若い女性の水浴/The Young Bather（メトロポリタン）Oil on canvas
(AP379) 1868年　　波間の女性/The Woman in the Waves（メトロポリタン）Oil on canvas

(AP376)はアングルの泉（AP367)に対抗するかのように、写実・自然主義に徹した裸体画を意図したのであろう。モデルの美化もされていないと思われる。(AP377)は彼の代表作の一つとしてよく取り上げられる。サロンに出品され、優美でないポーズ、乱れた髪などを趣味の悪さと非難されたが、アカデミズムの規範を無視したことを若手の画家たちは好意的に受け止めた。(AP378)は水浴中の女性が少し太めの健康そのものであることが真実に近いアプローチとして世間に受け入れられるようになっていた。時代精神の反映である。しかし、はっきり言って壁面に飾って見入るほどの趣味の良い描写ではない。最後の(AP379)はカバネルのヴィーナス(AP386)などに見られるアカデミズムの慣習に挑戦するように、彼なりのヴィーナス像を描いたもので、その最大の着眼点は、腋毛をしっかり描くことだった。

AP376
AP377
AP378
AP379

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