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Niwayama Gallery 庭山ギャラリー

Artist

171    ブーシェ/Francois Boucher(1703-1770)

(AP347) 1740年 ヨーロッパの強姦/The Rape of Europpa(スウェーデン王立美術館)
(AP348) 1742年 水浴のディアナ/Doana After the Bath(ルーブル)Oil on canvas
(AP349) 1742年 ゼウスとレダ (スウェーデン王立美術館)
(AP350) 1745年頃 オダリスク/The Odalisque(ルーブル)Oil on canvas 部分
(AP351) 1751年 化粧室のヴィーナス/The Toilette of Venus(メトロポリタン) Oil on canvas
(AP352) 1751年 ヴィーナスの水浴/The Bath of Venus(メトロポリタン) Oil on canvas




フランスロココを代表するブーシェ。作品を700点以上描いたとされるが、裸体を組み込んだ小品は、個人の所蔵に奥深くしまい込まれているだろう。ルーブルで偶々ブーシェ特別展に出会い、彼の代表作である(AP347)(AP349)がスウェーデンから展示されていて実にラッキーだった。いずれも保存状態が極めてよく驚いた。(AP348)はルノアールが生涯にわたって賛美し続けた対象であった。ブーシェの絵画の中には保存状態が悪く美しい肌が切り刻まれいるような絵の具の割れ目が痛々しいものがある。何とか修復を望みたい。(AP352)は非常に保存がよく絶妙な筆致で磨き上げられた人肌の魅力を堪能できる。(AP350)は撮影の都合で部分だけである。かなりきわどいポーズであるが、ポンパドール夫人の全面的な庇護と画家の実績は、内外の批判をものともしないだけの社会的な立場を証明しているともいえる。ブーシェの裸体画のなかでは、肉体自体の存在感が強い作品である。

  • AP347
  • AP348
  • AP349
  • AP350
  • AP351
  • AP352

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