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Niwayama Gallery 庭山ギャラリー

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241  セザンヌ   弁護士の肖像

セザンヌ/Paul Cezanne(1839-1906)
(AP447) 1866年 弁護士/L,Avocat(I,oncle Dominique

セザンヌは、絵画の描写を終生試行錯誤した人だが、1866年秋に叔父をモデルにして扮装を変えて9枚の肖像画を描いた。この時期の肖像画がサロンで入選できなかったのは有名な話である。パレットナイフを利用して厚塗り描写を試みたのは、敬愛するクールベを意識していたといわれる。アングルの影響が強かったこの時期にかかる肖像画が入選するはずがない。オールドマスターの傑作肖像画と異なり、セザンヌのモデルに会ってみたいという気持ちにはならず、肖像画としての魅力はあまりない。

  • AP447

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