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Artist
206
猪熊佳子
本作品は2018年日展に出品され「木霊」と題されている。彼女の作品は、水、林、鳥、樹々などを上手に組み合わせて新緑をイメージする淡い緑の見栄えが素晴らしく、清冽な日本の自然のイメージを描いていて見飽きない。風景写真で追いかける理想景色だが、やはり日本画だからこそ実現できる世界である。これから画家として円熟の域を迎える。この路線の先行きが楽しみである。
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