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204
三塩清巳
この作品は2020年日展に出品された「桜咲く鎌倉永福寺跡」と題されたもの。後日調べたら、作者は1929年生まれなので、90歳を超えたときの作品となる。色遣いも刷毛目さばきも自在な精神性が見て取れ、対象を単純化して鮮やかな原色を多用するところなど晩年の熊谷守一に通じる絵画である。凄い作家がいたものである。2022年4月に逝去されておりもう少しその筆さばきを見たかった。
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APJP3